OEM・ODMを中心とする洗剤メーカーさまの大幅な工数削減の実現
- Yoshi Naka
- 5月7日
- 読了時間: 2分
更新日:5月25日
洗剤メーカー / 社名非公表

課題
従来、製品クレームやお問い合わせへの対応では、
開発・品質保証部門の担当者が官能評価(におい・味などの五感による評価)に頼らざるを得ませんでした。以下のような課題があり、迅速かつ客観的な是正対応が難しい状況でした。
主観的評価のばらつきが大きく、担当者自身も判断に自信が持てない
判定結果を製造・営業・CSなど他部門と共有・合意形成する際に時間がかかる
統計的な裏付けがないため、クレーム再発防止策を立案しにくい
解決策
においセンシングシステム 「Obre」 を導入し、
現在企業さまと改革に取り組んでいます。
①ハミガキ品質管理の基準づくり
②ハミガキ製造後の経時変化
●においデータの自動収集・クラウド蓄積 ― 製造ラインや保管環境でリアルタイムに揮発性成分を測定し、時系列データベースを構築。
●異常検知AI ― 正常品のにおいプロファイルを学習させ、閾値を超える微細な変化を即座にアラート。
●識別AI ― 発生源・劣化要因を予測し、根本原因の切り分けと対策立案を支援。
以上より、「人の感覚」から「定量データとAI」に判断基準をシフトさせ、
部門横断で共有しやすい指標の確立を目指しています。
お客さまの声
官能評価では伝えにくかった“においの変化”を数値化でき、クレーム内容を客観的に説明できるようになりました。結果として社内外の確認プロセスが簡素化され、対応工数を大幅に削減できています。